プレスリリース 2011年3月期 決算の概況について

三井ダイレクト損害保険株式会社（社長：近藤 茂）は、2011年3月期決算の概況について以下のとおりお知らせいたします。決算概況の詳細資料をPDFファイルで作成しておりますので、そちらもご覧ください。

• 2011年3月期 決算概況

主力商品である自動車保険マーケットにつきましては、9月エコカー補助金終了以降の反動減や、急速な円高等の影響で新車販売市場が冷え込み、また走行距離の伸長によって事故率が高止まりするなど、厳しい環境が続いています。そうした中で、Web広告の戦略的活用等による契約ポートフォリオ改善や、事業費の効果的投入と総額抑制に継続して取り組み、従来以上に収益構造の改善と収支安定化に取り組みました。
その結果、当社正味収入保険料は331億円（前年同期比2.1％増）。正味事業費率は21.9％（前年同期比2.9ポイント低下）となり、当期純利益334百万円の単年度黒字を達成しました。

主な指標は以下のとおりです。

	2010年3月期	2011年3月期	増減	増減率
元受正味保険料	32,183	32,833	650	2.0
正味収入保険料	32,406	33,100	694	2.1
正味支払保険金	20,582	23,116	2,534	12.3
営業費及び一般管理費	7,785	7,006	△ 778	△ 10.0
保険引受利益	△ 1,177	117	1,294	-
利息及び配当金収入	209	218	9	4.5
経常利益	△ 992	358	1,350	-
当期純利益	△ 1,018	334	1,353	-
総資産	43,494	44,203	709	1.6
純資産	9,638	9,975	337	3.5
正味損害率	70.2	76.6	6.4	-
正味事業費率	24.8	21.9	△ 2.9	-
ソルベンシー・マージン比率	669.8	640.0	△ 29.8	-

用語	解説
元受正味保険料	元受保険料から元受解約返戻金及び元受その他返戻金を控除したものです。
正味収入保険料	元受及び受再契約の保険料から出再契約の再保険料を控除したものです。
正味支払保険金	元受及び受再契約の支払保険金から出再契約による回収再保険金を控除したものです。
営業費及び一般管理費	保険会社の事業活動に係る人件費、物件費、税金等で、損害調査費を除きます。
保険引受利益	正味収入保険料等の保険引受収益から保険金、損害調査費等の保険引受費用と保険引受に係る営業費及び一般管理費を控除し、その他収支（自賠責保険等に係る法人税相当額）を加減したものです。
正味損害率	＝（正味支払保険金＋損害調査費）÷ 正味収入保険料
正味事業費率	＝（諸手数料及び集金費＋保険引受に係る営業費及び一般管理費）÷ 正味収入保険料
ソルベンシー･マージン比率	行政当局が保険会社を監督する際に活用する客観的な判断指標のひとつですが、その数値が200％以上であれば「保険金等の支払能力の充実の状況が適当である」とされています。