トピックス 2012年3月期 決算の概況について
三井ダイレクト損害保険株式会社
三井ダイレクト損害保険株式会社(社長:近藤 茂)は、2012年3月期決算の概況について以下のとおりお知らせいたします。決算概況の詳細資料をPDFファイルで作成しておりますので、そちらもご覧ください。
主力商品である自動車保険マーケットにつきましては、国内の新車販売台数が、震災直後の大幅な落ち込みから徐々に回復し、昨年12月のエコカー補助金復活も手伝って上昇傾向にある一方、保険金支払による損害率も上昇傾向にあり、全体として収支面では厳しい環境にあるといえます。
その中で、当社は収支安定化を重視し、費用対効果を考慮したWeb広告等による契約ポートフォリオ改善や、メールを活用した各種情報・サービスの提供等によるお客さまとの関係強化に一貫して取り組んできた結果、当社正味収入保険料は343億円(前期比3.7%増)、正味事業費率は21.4%(前期比0.5ポイント低下)、当期純利益は505百万円となり、二期連続の黒字を達成しました。
主な指標は以下のとおりです。
(単位 : 百万円,%)
2011年3月期 | 2012年3月期 | 増減 | 増減率 | |
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元受正味保険料 | 32,833 | 33,986 | 1,152 | 3.5 |
正味収入保険料 | 33,100 | 34,319 | 1,218 | 3.7 |
正味支払保険金 | 23,116 | 24,230 | 1,113 | 4.8 |
営業費及び一般管理費 | 7,006 | 7,113 | 106 | 1.5 |
保険引受利益 | 117 | 243 | 125 | 106.8 |
利息及び配当金収入 | 218 | 200 | △18 | △8.7 |
経常利益 | 358 | 463 | 105 | 29.5 |
当期純利益 | 334 | 505 | 170 | 50.9 |
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総資産 | 44,203 | 45,150 | 946 | 2.1 |
純資産 | 9,975 | 10,615 | 639 | 6.4 |
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正味損害率 | 76.6 | 77.4 | 0.8 | - |
正味事業費率 | 21.9 | 21.4 | △0.5 | - |
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ソルベンシー・マージン比率 | 旧基準 640.0 (参考) 新基準 419.4 |
424.4 | - | - |
用語の解説
用語 | 解説 |
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元受正味保険料 | 元受保険料から元受解約返戻金及び元受その他返戻金を控除したものです。 |
正味収入保険料 | 元受及び受再契約の保険料から出再契約の再保険料を控除したものです。 |
正味支払保険金 | 元受及び受再契約の支払保険金から出再契約による回収再保険金を控除したものです。 |
営業費及び一般管理費 | 保険会社の事業活動に係る人件費、物件費、税金等で、損害調査費を除きます。 |
保険引受利益 | 正味収入保険料等の保険引受収益から保険金、損害調査費等の保険引受費用と保険引受に係る営業費及び一般管理費を控除し、その他収支(自賠責保険等に係る法人税相当額)を加減したものです。 |
正味損害率 | =(正味支払保険金+損害調査費)÷ 正味収入保険料 |
正味事業費率 | =(諸手数料及び集金費+保険引受に係る営業費及び一般管理費)÷ 正味収入保険料 |
ソルベンシー・マージン比率 | ソルベンシー・マージン比率は、行政当局が保険会社を監督する際に活用する客観的な判断指標のひとつですが、その数値が200%以上であれば「保険金等の支払能力の充実の状況が適当である」とされています。 また、ソルベンシー・マージン比率は、リスク計測の厳格化等を図るため、当事業年度末(平成24年3月31日)から算出にかかる法令等が改正されています。前事業年度においては、改正前の基準(旧基準)によるソルベンシー・マージン比率が、行政当局が保険会社を監督する際に活用する客観的な判断指標であり、改正後の基準による前事業年度のソルベンシー・マージン比率は参考として表示しています。 |